日本財団 図書館


1 都道府県名

福井県

 

2 モデル地区名

今立地区地域安全活動促進モデル地区

 

3 重点となる活動項目

(1)組識体制及び活動重点の確立

平成10年度の「モデル地区」に指定されたのを受けて、4月27日、所轄警察署において推進指導員等15名全員、県防犯協会事務局員、警察関係者等22名が出席して初会議を開催した。

会議では、「モデル地区」指定の意義、地区内の防犯、事故等の概況、行事計画と活動方針、活動日誌の記載要領等について説明し、意思の統一を図った。

(2)県警マスコット「リューピー君」の巨大看板を設置

今立町服間駐在所管内を貫通する主要地方道は、近年、特に交通量が多くなり、小、中学校の通学路ともなっていることから、防犯活動及び交通安全活動強化の一環として、平成10年5月14日から16日までの3日間、この事業に取り組んだ。

参加者は、地域安全推進員、防犯連絡所協議会、交通安全協議会等30名。この巨大看板は、高さ5m、2枚のベニヤ板にペンキで「リューピー君」(県内で次々発堀されている恐竜化石にちなんだ県警マスコット)を描き、どちらからの通行者にも見ることが可能で、児童から募集した標語も取り付けた。

(3)暴力追放今立町民会議の開催

今立町の隣接市には、指定暴力団山口組の第二次団体の本拠があることから、町民は、常に不安感を抱き警戒を強めていたが、本年「モデル地区」に指定されたのを機に暴排気運が盛り上がり、周到に準備を進め、町民会議の結成に至った。

平成10年8月31日、今立町役場会議室において、推進員、防犯隊、防犯連絡所、区長会、婦人会、料飲組合の役員等38名が会同し、会長に町長を選出、警察幹部による講演、暴力追放の啓発を掲げた懸垂幕の提出、防犯ブザー200個の購入配布等、町民一丸となって対処していくことを決意した。

(4)少年の街頭補導研修会

学童の夏休み、町内の夏祭り等、街頭での行動が活発になる時期を控え、平成10年7月10日町福祉センターにおいて、推進員15名全員及び警察関係者が集まり、県青少年愛護条例の改正要点、最近の少年非行、薬物等乱用事案及び少年の街頭補導の進め方、留意事項、事後措置などについて研修した。

 

4 活動事例

〜小学生による社会参加活動〜

「モデル地区」においては、「少年の非行防止と健全育成」を最重点課題として、年間を通じて各種活動を展開した。

これに対し、地区の中心部にある小学校では、平成10年6月20日、推進員のリードのもとに、全児童229名、教諭12名が、町内において次の社会奉仕活動を実施した。

(1)カーブミラー等の清掃活動

脚立,バケツ 洗剤、雑巾を手に、高学年は脚立に登ってカーブミラー、標識を磨き、低学年はガードレールや反射鏡の清掃、空き缶拾い、公園の草むしりを行った。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION