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○ 「こども110番の家」の設置がある。平成9年5月、兵庫県に発生した少年による少年少女殺傷事件を契機として、各モデル地区は、犯罪被害に遭遇したり、不安を感じた子供が逃げ込める避難場所としての「こども110番の家」の設置を活動重点に掲げ、これに取り組んだ。この活動は、全国的に急速に広がりをみせ、平成11年1月18日現在、全国で73万2千711箇所の設置をみたところであり、地域住民の高い評価も得て、子供の安全確保はもとより、地域安全意識の浸透、高揚に大きく貢献した。

このほか、広い意味で

○ 犯罪等の発生を抑止する活動

○ 地域安全(安心の街づくり)のための広報活動

○ 有害環境浄化活動

○ 生活弱者の保護活動

具体的には

○ 街頭パトロールによる防犯診断、安全点検、安全設備の整備・改修

○ 地域安全ニュースなどの発行、配布・回覧による地域安全活動の啓蒙、意識の高揚

○ Fネットの構築及びその活用による情報伝達

○ 各種イベントなどふれあい活動の企画、開催

○ 有害ビラ、チラシの撤去、有害自販機の実態調査とその撤去

○ 独居高齢者宅の巡回訪問指導

などの活動を展開している。

また一方では、次のように、地域の実情に即した活動やユニークな活動を行った。

 

○ 北海道(函館方面)「安心の街 函館中央管内地域安全活動モデル地区」では、平成10年10月25日の駒ケ岳の噴火に当たり、さらに大規模な噴火があれば、当然、七飯町においても避難問題の発生が予想されたことから、(直ちに、地元老人クラブ及び警察と連携して、11月2日、「七飯町シニアフォーラム[駒ケ岳噴火に備えて]」を開催、

・噴火災害発生時の避難方法

・避難時の盗難事故防止

・二次災害防止

・平素における近隣住民の所在確認

などを話し合い、噴火災害に備えた。

 

○ 福島県「メッシュセフティ蔵のまち・喜多方」では、管内の「桜ケ丘団地」が、90区画のうち30世帯が入居し、現在も建設中であるが、「環境設計による犯罪のない街づくり運動」を推進するためには、そこに居住する住民の「安全で快適な生活環境づくり」にたいする自覚が必要であるとし、夜間の一定時間、各家庭の門灯を一斉に点灯する運動を推進中である。

 

○ 静岡県「大東町交番管内地域安全活動促進モデル地区」では、地区に面している遠州灘海岸が波が高く遊泳に適していないにもかかわらず遊泳目的で訪れる人が多く、また、管内には、外国人居住者も多く、危険を知らずに遊泳にきた外国人が水難事故に遭遇する事件が連続して発生したことから、日本語・英語・ポルトガル語の3か国語による「遊泳禁止」の立て看板を同海岸に設置し、それ以後は、水難事故の発生件数ゼロという成果を上げた。

 

 

 

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