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アジア域内航路の投入船舶について、航路別(韓国航路、中国航路、東南アジア航路)に投入船舶の1隻あたりの積載能力をみると、韓国航路が最も小規模であり約200TEU、次いで中国航路が約450TEU、東南アジア航路等は約950TEUとなっている。航路が長距離化するほど投入船舶が大規模化し、1隻あたりの積載能力が高まっている。

 

表2-1-6 アジア域内航路における投入船舶の状況(1998年)

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資料)「国際輸送ハンドブック1998年版」より三和総合研究所作成

備考)「国際輸送ハンドブック1998年版」に航路・船舶名が記載されたコンテナ船をすべて対象としている。

「東南アジア航路等」とは、韓国、中国以外のアジア域内航路

 

次に、各航路における投入船舶の規模別分布(1隻あたりの積載能力)をみると、韓国航路では200TEU未満の船舶が全体の56.5%を占めている。

中国航路については、300TEU以上400TEU未満が最も多い。また、400TEU未満の船舶が全体の54%を占める。

東南アジア航路等については、1,100TEU以上1,200TEU未満と、1,200以上1,300TEU未満がそれぞれ29隻、25隻計54隻となっており、この規模の船舶が全体の30.0%を占める。また、299TEU未満の比較的小規模な船舶も計29隻投入されており、全体の16.0%を占めているが、これらのうち、10隻は比較的近距離のフィリピン航路に対して投入されている。

 

図2-1-1 アジア域内航路におけるフルコンテナ船の投入船舶の規模別分布(1998年)

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資料)「国際輸送ハンドブック1998年版」より三和総合研究所作成

 

 

 

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