(平成11年度案)
(1)各輸送ルート毎の輸送条件比較
アジア拠点港における北米・欧州航路へのトランシップの活用を念頭に置き、九州を生産・消費地とする外貿コンテナ貨物の輸送ルート別の輸送条件(輸送コスト、リードタイム)を比較検討する。
1]比較検討の対象とする輸送ルートの設定
輸送条件の比較検討対象となる輸送ルート(発生・集中地、相手地域、利用港湾等)を設定する。
・九州西部経済圏の港湾に直接寄港する場合
・九州域内の拠点的港湾に集約化する場合
・アジアの拠点港を利用する場合
・わが国の拠点港を利用する場合
2]各輸送ルート毎の輸送条件比較
1]で設定した輸送ルー卜毎に、輸送コスト、リードタイム等の輸送条件を測定し、比較検討を行う。
(2)九州西部経済圏を中心とした効率的な輸送体系のあり方
荷主企業及び外航船社からみて望ましい輸送体系を検討と対比した上で、九州西部経済圏を中心とした最も効率的な輸送体系のあり方を検討する。
1]荷主企業からみた効率的な輸送体系のあり方
10年度調査で把握した荷主企業の輸送ニーズや、(1)における輸送条件比較の結果などを踏まえ、荷主企業からみた効率的な輸送体系(利用港湾、航路体系等)のあり方を検討する。
2]外航船社からみた効率的な輸送体系のあり方
10年度調査で把握した外航船社の航路体系整備に対する意向などを踏まえ、外航船社からみた効率的な輸送体系のあり方を検討する。
3]効率的な輸送を実現する航路体系のあり方
1]及び2]の結果を対比した上で、国・地方公共団体等のコンテナ輸送体系整備に向けた取り組みとの整合性にも留意しながら、両者の調和した最も効率的な輸送体系のあり方について検討する。
(3)効率的な輸送体系実現に向けた方策
(2)で検討した輸送体系を実現させるために求められる方策について検討する。
