2]東京・大阪の旅行代理店等の回答
一言で言えば、PR不足である。
パンフ等を見れば、魅力はそこそこあるとの回答である。そかし、東京・大阪の客を呼ぶには今一つインパクト不足である。また、空港―串木野のアクセスを問題としている。
パンフには、「こしきじま」のふりがなを、そして交通の広域ネットワークがわかるような配慮がほしいという意見が多かった。
ダイバー、フィッシング、自然体験等で売り出せるが、何よりも受け入れ体制の整備が必要と答えている。身近なリゾートとしての売り込み方もあるとの意見である。
短期間の観光ツアーとして考えるより、夏休みにゆっくり滞在できるツアー、例えば1週間滞在で都会のファミリーに「ふるさとの島」イメージで売り込む方法も考えられるという意見もある。但し、この場合安いことが条件である。
知名度アップの方法としては、全国レベルの大会の誘致、温泉めぐり・秘境めぐりのTV番組とのタイアップ、テレビドラマとのタイアップ等があげられ、特に独身OLをターゲットという声もあった。
3]今までに甑島ツアーを行った旅行代理店の回答
評価としては、「まあまあ」という感じである。
カノコゆりで客を集めたが、その時カノコゆりが少なくて不評であったという意見もある。
民宿に分宿したが、最近は夫婦で1部屋、友人で1部屋という要望が強く、せめて1回のツアーで14〜15部屋はほしいという意見もあった。
不満足点としては、宿泊施設の「接客態度が悪かった」「食事をもう少し気を使ちて、器等も良いものを使ってほしい」「貸し切りバスがなく不便」等があげられた。
観光資源はあるので、もっと観光コースに取り入れたり開発していったらどうかという意見も多かった。
その他、次のような意見もあった。
・百合焼酎の本物を、甑のみで売ってほしい。
・港内(海底の)ゴミが目立って来ている。夜でもよくみえる。
・釣り客のマキエにより、海草がかなりだめになっている。
・ヨット等で、特に里港へ入港する時、地元漁師の対応が大変良い。熊本のほとんどのヨットクラブ等に甑島を勧めている。