日本財団 図書館


2]送信部の故障通達を受けたとき。

→動作を停止する。

3]全く受信が得られないとき(受信部の故障)。

→動作を停止する。

 

(3) 車上装置

故障した地上装置に対する処理は省略する。

 

037-1.gif

図3.2.5-1 地上保安伝送装置の故障時

 

3.2.5.4 車上保安伝送装置の故障

 

車上保安伝送装置は、列車の前部と後部に計2台設置する。このように設置することで、装置故障時においても、保安伝送装置間での情報の授受が可能となり、システムに影響せずに動作継続が可能である。

 

(1) 故障診断

以下の方法によって故障診断を行う。

1]受信部の診断

故障診断は、通信相手からの受信を監視することで行う。また、車上保安伝送装置は、列車の前部と後部に、設置されている。そこで、受信監視によって、一方の装置からの受信だけが得られないときは、この装置の受信部の故障と判定し、故障した装置への制御を停止する。

2]送信部の診断

地上保安伝送装置において、車上保安伝送装置の送信部診断を行う。診断は、受信を監視することで行う。故障判定時は、当該装置に対して故障通達を行う。

 

(2) 車上装置

一方の車上保安伝送装置が故障した場合、他方の正常な装置によって動作を継続する。

 

(3) 地上装置

特に影響なし。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION