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<表 11.2.3>導体抵抗温度係数

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一般的には85℃のケーブルを使用するので、K=1.255と覚えておくとよい。

 

11.3 ケーブルの布設

ケーブルの布設に当たっては、電路のわん曲、甲板の貫通方法、固定方法、電磁的障害防止対策、特殊場所に布設する場合の保護などを考慮する。

特に、弱電関係機器用のケーブルの布設を計画する際には、一般のケーブル布設上の注意事項のほかに、妨害電路や敏感電路などに対して慎重な検討が必要である。

ケーブルの布設の詳細については「工事編」によるものとし、ここではケーブルの布設を計画する場合の一般的な注意事項を述べる。

(1) 他の電路との関係

(a) 水中音響機器などの敏感回路及びその他の一般電路から、なるべく間隔をあけ、かつ、並行に布設しない。

(b) 妨害電路と敏感電路を並行に布設する場合は、500 mm以上離すか、あるいは遮蔽を施す。

(c) 敏感電路は、一般電路から50 mm 以上離すか、あるいはシールド付きケーブルを使用する。

(d) 電路が直交する場合は、その間の距離や遮蔽に関して必ずしも上記を満たす必要はない。

 

 

 

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