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高速通信が可能、部分トラブルが全体に波及しない、分散処理が可能などの特徴を持つが、一定量以上のデータが流れると処理速度が遅くなる、総延長に制限がある、などの欠点がある。

比較的安価でもあり、最も普及しているLANの形態で、代表例にIEEE 802.3の10BASE5(<表 9.5.2>参照)がある。

 

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<図 9.3.2>バス型LAN

 

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<図 9.3.3>リング型LAN

-3. リング形LAN

1本のリング状になったケーブルに多くの端末が接続されているLANである。高速通信が可能、大規模システムの構築が可能、複数のサーバの分散化が可能などの特長を持つが、データが一定方向にしか流れないため部分トラブルが全体に波及する、比較的高価であるなどの欠点がある。

代表例に IEEE 802.5のトークンリング(9.3.3-2.参照)がある。

 

9.3.2 伝送媒体による分類

-1. より対線(ツイストペアケーブル)

安価で布設工事が簡単であるが、ノイズに弱く通信速度や距離に制限があるため低・中速度のLANに用いられる。

ポイント・ツー・ポイントの接続となるためスター型、リング型LANに用いられる。

 

 

 

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