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(3) 同一物標のデータファイルから、目標の速度、針路を算出する。レーダー表示面上に物標(他船)の動きをべクトル表示(真・相対ベクトルの切換可能)する。

(4) 物標の速度、針路から、自船に最も近づく点(CPA:Closest Point of Approach)と、それに至るまでの時間(TCPA:Time to CPA)を計算する。

(5) あらかじめ自船の状況に応じて設定した最小CPA、及び最小TCPAと比較して衝突危険の有無を判定する。

(6) 表示面上に、どの物標が危険船であるかを表示し、衝突の危険船がある場合は可視可聴警報を発し操船者に注意を促す。

ARPAの画面表示について、ベクトル・図形表示の一例を<図 3.3.1>に、文字表示の一例を<図 3.3.2>に示す。

 

072-1.gif

<図 3.3.1>ARPAのベクトル・図形表示

 

 

 

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