日本財団 図書館


(関連規則)

設備規程第201条関連(NK規則)

並行運転を行う発電機

 

2.4.13 直流発電機

4 直流発電機の総合電圧変動特性

直流発電機の総合電圧変動特性は、次の規定に適合しなければならない。但し、回転速度は、全負荷において定格速度に合わせるものとする。

(1) 分巻発電機

温度試験に引き続き全負荷において定格電圧に合わせた場合、無負荷における整定電圧は、全負荷における電圧の115%を超えないこと。また、すべての負荷における電圧は、無負荷における電圧を超えないこと。

(2) 複巻発電機

温度試験に引き続き、20%負荷において電圧を定格電圧の±1%以内に合わせた場合、全負荷における電圧は、定格電圧の±15%以内であること。また、20%負荷と100%負荷間の漸増及び漸減電圧変動曲線の各負荷における平均値は定格電圧より3%以上変動しないこと。

(備考) 並行運転を行なう複巻発電機は、負荷を20%から100%まで漸増した場合、電圧の垂下は、定格電圧の4%までとしてもよい。

(3) 3線式発電機

前(1)の規定に適合するほか、正負いずれかに定格電流を、中性線に定格電流の25%を通じた場合、正と中性線又は負と中性線間の電圧差が正負間の定格電圧の2%を超えないこと。

5. 直流発電機の負荷分担

直流発電機を並行運転する場合、各機の負荷の不平衡は、各機の定格出力の総和の20%と、100%の間のすべての負荷において、各機の定格出力による比例配分の負荷と各機の出力との差が、それぞれ最大機の定格出力の±10%を超えないものでなければならない。この場合、各機は75%負荷において、その定格負荷に比例した負荷を与えるように調整するものとする。

6. 直巻界磁巻線

2線式複巻発電機の直巻界磁巻線は、負極側に接続しなければならない。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION