それから、社会福祉の補助について、台北市、高雄市或いは各県市はすべて中低所得層を対象としている。ただ、台北市の場合、財源がやや豊かであるから、補助金額は比較的に多い。たとえば、中低所得層で遺棄され、緊急事故或いは特殊な事故或いは政府からもらった補助金で生活が維持できない高齢者に対して、台北市は毎月5千元を支給しているが、高雄市はわずか3千元である。ほかには、二市は国民健康保険の自費負担の補助と市営交通機関無料乗車を提供している。
行政部門は高齢者福祉施策をある程度提供してはいるが、二市の高齢者はそれをあまり知らない。一部分の高齢者はそれを知っているが、申請の方法がわからない。たとえば、デイケア、ナーシングホーム、デイサービスについて半分以上の高齢者は知らない。 5%〜10%の高齢者はその施策を知っているが、申請する方法を知らない(表7)。