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と減少し、1990年最大人口の272万に達し、その後絶対数の減少を示した。(図2参照)台北市は台北盆地の東半分を占めていて、その西側は淡水河と新居湊を隔てて台北県の精華地帯と運結して大都会区を形成している(図3参照)。台北県の盆地部分の発展は、大きく台北市の影響を受けている。け戦前は主に農村で、小数の市街が形成されていた程度であった。戦後、台北市の発展に伴って、移住人口が増加し、三重市、板橋、新荘、永和等の市街が発展した。特に「大橋」で台北と繋る三重市は、1970年頃に約23万の人口を擁していた。高い社会増加率は、台北県盆地部分の人口を激増させた。1970年の104万から1975年の140万、1980年の205万、1985年の245万、1990年の286万、そして1995年に300万を越し、台北市を凌駕した。(表9参照)

台北市と台北県盆地部分を合計すると、1970年台北盆地大都会区の人口は約279万、1975年には345万、1980年に427万、1985年に496万、1990

 

表9. 台北盆の地地域別65歳以上人口が占める割合の推移 1970〜1995年

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