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フィットネス向上の科学 1998−体育科学 第27巻−

 事業名 日本人の体力向上に関する調査研究
 団体名 体育科学センター 注目度注目度5


在宅高齢者の生活体力と医学的健康指標との関連

荒尾 孝  神野 宏司  種田 行男  北畠 義典
江川 賢一  メール 優子


Relationship between functional fitness and medical
health status in community-dwelling elderly

Takashi ARAO, Hiroshi KOHNO, Yukio OIDA,
Yoshinori KITABATAKE, Ken'ichi EGAWA and Yuko MAHER


 To examine the association of the level of functional fitness to medical health status, cross sectional data were obtained for 731 persons aged 65 years or older who were living independently. They represented 77.9% of the whole population of independently living elderly in the rural community. Functional fitness test, dental and medical examinations, and interviews were perfor med for all subjects. Functional fitness was measured with a simplified functional fitness test containing 4 task items : standing, walking, hand-working and self-care working. In statistical analysis, the functional fitness index adjusted for age was used. With the results of interviews, histories of stroke, hospitalization, and musculo-skeletal diseases in males and histories of mus culo-skeletal diseases and bed resting for more than 1 week within the previous year in females were significantly associated with the level of functional fitness. With the results of morphological and physiological tests, none of the indices except for chest width with X-ray picture in females showed a significant relationship to functional fitness level in either males or females. With the results of blood and urine tests, total cholesterol, HDL-cholesterol, γ-GTP, and β2-microglobulin in males and HDL-cholesterol in females showed significant relationships to functional fitness level. These results suggest that the level of functional fitness in the elderly living independently in the community was associated with present and past medical health status.
(Rep. Res. Cent. Phys. Ed. 27 : 62-69, 1998)

 高齢者の身体活動能力の評価については、障害や能力低下を有する高齢者を対象として、日常生活における基本的動作能力 (Activities of Daily Living;以下ADL)9)や手段的日常生活動作能力(Instrumental Activities of Daily Living;以下IADL)15)などが、また、健 康な高齢者を対象としたものとしては、壮年体カテストを高齢者用に改善したものがいくつか開発されている4,11,14,26)。 我々は、一般高齢者の体力を「日常生活をどの程度余裕を持ってできるかといった生活自立のための身体的な予備能力」と して考え、その測定内容も日常生活に即したものであることが望ましいと考えている。そして、我々は、そのような一般高齢者 の体力を「生活体力」と定義し、その測定・評価法の開発を行ってきた1,2,12,16,21〜25)
 このような高齢者の生活体力の維持増進を図るにあたり、生活体力がどのような背景要因と関連し、社会的および心理的な 生活機能とどのように相互に関連し合い、さらにはQOLの上位概念である主観的な健康度、生活満足度、および幸福感といった 指標とどのように関連しているかを明らかにすることが必要と思われる。種々の運動機能の動員により成り立つ生活体力は、 その背景要因の1つとして老化や疾病などの医学的な健康状態と関連していることが考えられる。これまでに、地域在住の自立 した高齢者の身体活動能力(体力)と医学的健康指標との関連について検討した研究がいくつか報告されているが8,13,27)、そ れらはいずれも健康問題に関心のある比較的高い活動能力を有する高齢者を対象としたものであり、地域代表性のある高齢者 集団を対象としたものは報告されていない。そこで、本研究では、地域に居住する65歳以上の在宅高齢者で自立した生活を営ん でいる者全てを対象とし、身体的生活機能としての生活体力と種々の医学的健康指標との関連を明らかにすることを目的とし た。

財団法人明治生命厚生事業団体力医学研究所Physical Fitness Research Institute, Meiji Life Foundation of Health and Welfare



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