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フィットネス向上の科学 1998−体育科学 第27巻−

 事業名 日本人の体力向上に関する調査研究
 団体名 体育科学センター 注目度注目度5


サッカークラブに所属している中学生の食生活の実態調査

稲山 貴代  佐藤 耕平*  岡   純**
鈴木 久乃*** 加賀谷 熈彦*


Survey of nutrient intake of male junior high school students
participating in a football club

Takayo INAYAMA,Kouhei SATO*,Jun OKA**,
Hisano SUZUKI*** and Hirohiko KAGAYA*


 Dietary records of 39 male junior high school students who participated in a football club on campus were kept for three consecutive days using a film with a lens.Subjects had adequate energy and protein intake per body weight and adequate nutrient intake in terms of the nutrient density of the diet.The nutritional adequacy of the diet might be expected to promote their optimal growth and development.However,their diets were high in total fat and low in calcium and dietary fiber. They consumed 33% of their calories from fat,whereas the current recommendation(Recommended Dietary Allowances for the Japanese)is 25-30% for the age group of 1-17 years old.These dietary risks including high fat and low dietary fiber were attributed to increased consumption of oils and meats and decreased consumption of cereals and vegetables.The eating patterns displayed may predispose these subjects to so-called lifestyle-related diseases in later life.From this survey,we conclude that more attention should be paid to nutrition education regarding diet and health promoting dietary behaviors among this age group.
(Rep.Res.Cent.Phys.Ed,27:7-16,1998)


 発育発達という成人とは全く異なった特徴を有する中学生期は、身体的な諸機能が著しく発達を遂げると同時に、 第2次性徴が発来し、自我の確立が進む時期でもある。このような中学生期の食事は、生活習慣病の若年化といった 健康上の問題が指摘されていることから、バランスがよく発育発達をより促すものであるばかりでなく、将来の健 康の基盤をつくるようなものであることが望まれる11)。そのため、自立期であるこの時期に、成人期の健康につなが る食習慣の確立を視野に入れた適切な食教育を実施することの必要性が重視されている7)
 適切な食教育を展開するためには、まず栄養摂取状況や食生活の実態を把握し、問題点を明らかにすることが重要である。 中学生期における食生活上の問題点は、食品の摂取状況や食生活状況、健康に関する質問紙調査研究から数多く報告1-5,9, 10)されている一方で、この時期の食事記録調査の実施に困難がつきまとうことから、詳細な栄養摂取状況に関する調査報告は 少ない。栄養摂取の実態にみあった食教育を展開するためにも、食品のみならずエネルギーや栄養素の摂取状況に関する情報 が必要である。
 本研究では、校長および部活顧問の積極的な協力の得られた公立中学校のサッカー部を対象に、食事概量記録法に写真記録 法を併用した調査方法を用いて、成長期であり活動量が多いと思われる男子中学生の栄養摂取状況を調査することとした。た だし、成長の過程にある中学生期は、身長や体重といった体格の個人差が非常に大きい時期である。また、例え同じ運動部に所 属していても部活動での活動量や1日あたりのエネルギー消費量は、個人によって大きく異なる。エネルギーや栄養素の要求量 は、体の大きさやエネルギー消費量に依存することから、摂取の絶対量をもってその栄養摂取水準を評価することはできない。 そこで、本研究では個人の違いを基準化するため、栄養摂取状況を体重当たりの摂取量や摂取エネルギー1,000kcal当たりの栄養素摂取量(栄養素密度)に換算し分析・評価することによって、対象者の栄養摂取水準が発育を促すような水準となっている か、また、成人期につながるような望ましい食習慣が形成されているかについて検討した。




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