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佐藤ひさら
(あやめ/ソプラノ)

  国立音楽大学卒業。同大学院修了。大平繁子、渡辺高之助、伊藤京子、鹿野道男の諸氏に師事。199O年より文化庁在外研修員として1年間イタリアに留学。第19回民音コンクールに入選。第32回文化放送音楽賞受賞。第22回民音コンクール第2位。国立音楽大学大学院オペラ「フィガロの結婚」の伯爵夫人でオペラデビュー後、同大学主催「魔笛」、サリエリ作曲「まずは音楽、言葉は次に」、民音オペラ「蝶々夫人」のタイトルロール、東京室内歌劇場「脳死をこえて」の森子などのオペラに出演し、1996年10月にはマスネ作曲「シンデレラ」のタイトルロールに出演した。藤原歌劇団には、1988年のニューイヤー藤原オペラ・コンサート出演を経て、11月に「カルメン」のフラスキ一夕でオペラデビューし、1989年7月、同歌劇団公演文化庁青少年芸術劇場「蝶々夫人」でタイトルロールを歌い注目を集め、その後も連続出演している。1994年には「蝶々夫人」(本公演)でタイトルロールを歌い大成功を収めた。日本オペラ協会公演には1989年10月初出演し、新作ミュージカル風オペラ「美女と野獣」で主役の絹で好評を博し、続いて1990年5月にも新作「よさこい節」のお馬に出演。その後も「祝い歌が流れる夜に」のしま、「袈裟と盛遠」の袈裟、「黒船」のお吉、「額田女王」の額田女王と主役に出演し、情感のある歌声と可憐な舞台姿で好評を得ている。その他にも各オーケストラと、「第九」、ヴェルディ「レクイエム」などで共演し、NHKニューイヤーオペラコンサートにも出演している。1997年4月にはアメリカ、パームビーチのオペラ公演「蝶々夫人」(A.グァダーニョ指揮)でタイトルロールを歌い大 喝采をあびた。藤原歌劇団団員。

 

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