日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 自然科学 > 医学.薬学 > 成果物情報

教育用小冊子「血圧測定に必要な循環生理学の知識」

 事業名 保健医療に関する教育及び調査研究
 団体名 ライフ・プランニング・センター 注目度注目度5


 従来,血圧測定に先立って少なくとも10分以上の安静が必要とされているが,安静臥位の状態で連続して2分ごとに30分間自動血圧計によって血圧を測定すると,図42に示すように前半の10分の血圧値は中半と後半のそれぞれ10分の値と比べて有意に高い値を示すことがわかる。後二者の値には有意差がないことから,安静臥位20分における後半10分の値はそのひとの血圧値を表す一つの指標と考えることができる。この血圧値の位置づけを明らかにするため,24時間の血圧値と20分血圧測定の後半10分の血圧値とを比較してみると,表1に示すように安静時後期の血圧(L)は午前7時から就寝時までの血圧,あるいは24時間の平均血圧に近い値を示し,また,それぞれの時間区分での血圧値との相関をみると収縮期圧,拡張期圧ともいずれの時間区分の値とも有意な相関を示すが,なかでも睡眠中と24時間の平均値とにきわめて高い相関が認められた(表2)ことから,24時間測定値に代わる有用な血圧値として20分間安静時の測定値が臨床的に有用な指標として用いうる可能性が示されたといえる。
 この20分安静後の血圧値は,心エコー図で計測された左室心筋重量とよい相関があることから,20分の安静によって拡張期圧が90oHg以下になるような患者は,境界型高血圧症としてまず生活習慣の変容により治療を開始するといった治療方針をたてることもできる。

 

前ページ    目次へ    次ページ






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
29位
(31,548成果物中)

成果物アクセス数
261,490

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2019年11月9日

関連する他の成果物

1.「保健医療に関する教育及び調査研究」の報告書
2.教育用パンフレット「膝痛を治すための日ごろの手入れ」
3.教育用小冊子「変わっていく医療と信頼性ある診療・看護記録の活用の仕方」
4.教育用小冊子「セント・クリストファーズ・ホスピスに学ぶ 緩和ケア医療とチームケア」
5.教育用小冊子「ボランティアのためのターミナルケア講座 いのちの終わりに愛と癒し」
6.教育用パンフレット 家庭介護のコツ?「排泄のお世話」
7.教育用パンフレット「やけど(熱傷)?やけどの深さによってその対応も異なります?」
8.教育用パンフレット「新老人?実りのある第三の人生のために?」
9.ピースハウスホスピス教育研究所 事業年報1998
10.新潟大学医学部附属病院、県立がんセンター新潟病院 訪問報告書
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から