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(6) 手づくり施設

 

公園敷地内の様々な施設づくり、森の恵を活かした創作活動などを行なうことを目的に創作工房、炭焼窯などの手づくり活動のための施設を整備する。また、そうした創作活動は、自然に対する興味を引き出すきっかけともなる。さらに、手づくりで作った作品を公園の装飾品とすることで、公共の公園にはない魅力が得られる。

 

ア. 創作工房

 

●里山から得られる材料や建築廃材などを使って公園の施設づくりや、様々な創作活動が楽しめるよう、道具の充実した工房を設ける。手づくりする公園施設としては、エコハウスのほか、木道、ゲートとなるトーテムポール、公園名板、案内・解説板、装飾品となるトンボの焼物などが考えられる。創作活動としては木工、竹細工、わら細工、草木染などが考えられる。

 

●当初は創作活動に必要な道具類を充実させて、トンボ自然館の付近で創作活動することからはじめる。活動が充実してきたら、専用の作業場所を確保する。

 

イ. 野焼窯

 

●陶芸用にのぼり窯が欲しい所であるが、大変な費用が必要となるため、野焼による陶芸を行うために必要に応じて穴を掘る場所を確保しておく。

 

ウ. 炭焼窯

 

●周辺で得られる間伐材等を使用して炭を焼く窯を設ける。

 

事例 炭焼窯

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資料)倉本宣、内城道興編著

『雑木林をつくる』1997年、百水社

 

 

 

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