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1. 専従制及びボランティア制の共通検討事項

 

(1) 会のネーミングの見直し

 

●「寄居町にトンボ公園を作る会」というネーミングは、設立時の9年前は、明快で新鮮な響きがあった。トンボをテーマとする公園づくりといえば、高知県中村市の「トンボ自然公園」があるのみであった。しかし、その後、トンボ公園を含めてエコロジー・パークが各地でつくられるようになり、このネーミングは、当初のような人を引きつけるような魅力的なものではなくなってきている。

 

●むしろ、トンボだけをテーマとする公園づくりをしているわけではないのに、外部からはそう思われて、広範な人達の参加協力を得る上で非常な損をしているように思われる。つまり、トンボ以外の野鳥やホタル、チョウ、バッタ、魚などの生き物や里山の植物などに興味や関心のある人達が参加協力しづらいのである。

 

●「寄居町にトンボ公園を作る会」のネーミングは、男衾地区にトンボ公園を整備した段階で、一定以上の社会的な認知を得ることができたことから、すでに役目は終ったと見てもよいのではないだろうか。むしろ、それに捕らわれず、本来の農林業振興を図りながら里山の自然を守る点を包括するネーミングを新たに打ち出し、広範な人達の参加協力を得やすくすることの方が賢明ではないだろうか。

 

●そこで、その趣旨に沿って、次の2つのネーミング案を提案したい。その他にもいろいろなネーミングが考えられるので、これについては、広く会員などからアイディアを募集して、決定するべきであろう。このような参加のプロセスを踏むことが広範に参加協力を得る切っ掛けになる。

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