b. わかりやすくなければならない
・読者は、環境関係の専門家ばかりではなく、活動目的に賛同した一般の人も少なくない。専門用語をあまり使わず、使う場合には用語解説を行なうなどの工夫をする必要がある。
・また、文章表現も限られた紙面でもあるので、言いたいことは言いながらも簡潔で明瞭さが必要であり、投書原稿の編集校正も場合によっては必要である。
c. 読みやすくなければならない
・読者は、会報を丹念に隅から隅まで読んでいる人よりも、雑誌感覚で関心のある内容を熟読し、あとは読み流す人が多いのではないかと思われる。この場合、紙面が毎回、概ね決まったフォーマット構成されている必要があり、文字の級数や装飾に工夫をこらしたり、できるだけ写真や図の挿入が必要である。
イ. 会報の構成
●会報への掲載事項の基本構成は、次のようにする(順不同)。
・会の活動趣旨…新規会員読者のために要点をまとめる(事例-A)。
・活動のお知らせ…いつ、どこで、何をするか、用意するもの、参加費、問い合わせ連絡先について記載する。全体の活動の様子がわかるカレンダーも必要
・活動内容の紹介…どのような活動をしたのか、うまくいった点やまずかった点などをリアルに紹介する(事例-B)。
・意見・時評…会あるいは会員の日頃感じている意見について述べる。
・識者の見解…ある問題について専門的で不明な場合には学識経験者などの見解をいただいて掲載する.(事例-C)。
・幹事会員の近況報告…今、何を考え、何をしているのかをエッセイ風に述べる
・新会員や寄付者の紹介…新会員には極力簡単な自己紹介文を寄稿してもらう。
・他の周辺活動団体の行事紹介…他の団体とのネットワーク化の一環で寄稿してもらう(事例-D)。
・編集後記(あとがき)
・会の活動年表…年1回程度、定期的に新規会員のためにトピックスをまとめる。
*事例-A〜Dについては付属資料2を参照
ウ. 会報の編集・印刷作業
●会報の編集・印刷作業は、現在ボランティア1名と有償ボランティアが一緒に行っているが、少々負担が大きい。会員数がほぼ同じ規模のほか団体を見ても、少なくとも3〜4人で作業を行っており、スタッフの増強を図る必要がある。印刷機を現トンボ自然館へ移設したので、当番担当者と共同で作業することも検討する。