(3)地元管理型エコロジーパーク
末野トンボ公園(現 末野トンボ公園モデル地区)
ア. 整備・管理の考え方
●当公園は、国道140号よりやや離れ、住宅の少ない奥まった場所にあるため、あまり日常的に利用しやすくない。しかし、円良田湖、少林寺・五百羅漢の観光ルート上に入っており、観光客が利用する立地性には特に考慮する必要がある。
●こぢんまりとした落ち着きのある谷戸空間であるので、現在以上の施設整備は難しいが、観光ルート沿いの一施設として重要であるので、このまま維持する。
●名称については、すでに複数のトンボ公園ができ、トンボ公園のイメージが地域全体に浸透しており、当初名付けた“モデル地区”とする必要性はなくなったので、もっと簡単にわかりやすく「末野トンボ公園」とする。
●当公園については、当会が直接管理するのではなく、「はぐくみ園」を含めて末野の住民が主体となって管理し、当会はそれを支援するようにする。このため、末野在住の会メンバーが中心になって、もっと積極的に末野の住民に自分たちの公園として管理していくように働き掛ける。
イ. 整備内容
●末野の住民への働き掛けにおいては、単にトンボ公園の管理というだけでは、従来のように参加は期待できないので、次のような工夫を行なう。
a. トンボ公園に隣接してハーブ園あるいは市民農園(水田も可)を整備する。
b. 面積は1,000〜2,000m2程度は確保する。
c. 用地は、地主の了承を得た上で隣接地を借地するか、それが望めない場合にはトンボ公園(駐車場を含む)の一部を当てる。
d. 簡易トイレを整備する(将来的に)。
●以上のような整備計画のもとに、ここでの作業や収穫祭などにあわせてトンボ公園の管理も一体的に行なうようにする。