イ. 折原とんぼ公園
a. 場所の特徴
●東武東上線寄居駅から約4km。自然が豊富に残され、湧水も充分得られ、サワガニやイモリも生息しておりトンボ公園に最適な場所と位置づけられている。近くに七福神で有名な常光寺がある。
b. 場所選定・土地貸借の経緯
●1989年に会が発足し、一番最初に、トンボ公園に適した環境を備えた最有力の候補地として、ここに4haのトンボ公園を作ろうとした。まず会員を介して町長や助役に計画を説明する機会を得たが、同意を得ることはできなかった。
●会員を介して周囲の地権者の同位が得られれば休耕田を提供しても良いと言う地権者が見つかる。まず区長に了解を得るために、計画を説明すると、「この地区は秩父リゾート整備構想の重点整備地区に指定される見通しがあり、これを邪魔するような活動には区長としての立場から同意しかねる」「個別の地主との直接交渉も差し控えてほしい」との返事をもらい、周辺の地権者も難色を示したため、この地区での公園づくりは一旦断念することとなる。
●末野地区での活動を軌道に乗せた後、折原地区でリゾート開発が始まるとの噂が流れたため、以前土地を提供しても良いといってくれた地権者に直接交渉し、新しい区長の了解も得て、1991年6月に折原におけるトンボ公園(15a)づくりの作業に着手した。