●: 「昭和八年三月三日三陸地方津波に関する論文及び報告」
(地震研究所彙報別冊第一号、1934年)
▲: 「三陸津波調査報告」
(土木試験所報告第24号、1933年)
4) 検潮記録
昭和三陸地震津波では、三陸沿岸の八戸、気仙沼、月浜、鮎川、石巻、塩釜(花淵及び塩釜港内)で検潮記録が得られている。
検潮所位置を図2-3-6に、各港の検潮記録を図2-3-7〜図2-3-13に示す。これらの記録をみると、最初に小さい押し波があり、次に大きい引き波が現れることが分かる。最大波高は最も高い地点で約2m程度で、周期は概ね10分内外である。