フィリピン作業船需要動向調査報告
1998年2月
(社)日本作業船協会
作業船需要動向調査委員会
フィリピン調査団
1. 調査概要
(1)調査要旨
フィリピンの調査は、フィリピン国の大規模な港湾を管轄している「フィリピン・ポート・オーソリティ」及び大規模な河川を管轄している「公共事業＆道路省のプロジェクト実施事務所」を訪問し、日本の作業船技術の現状を「WORKVESSELS IN JAPAN 1997」を基に説明した後、次の項目についてヒアリング及び討論を実施した。
・港湾・河川の開発整備計画
・作業船の調達計画
・現存の作業船の運行上の課題
・日本の作業船業界に期待する内容 等
その後、下記に示す主要な港湾及び造船所を訪問し、港の現地調査の他、同様なヒアリング及び討論を実施した。
・MANILA港
・SUBIC港
・BATANGAS港
・KEPPHIL造船所
・CEBU港
(2)調査日程
平成10年1月25日(日)〜2月1日(日)
(3)訪問先、面談者及び見学場所
(a)平成10年1月26日(月)
(訪問先、面談者)
?@Department of Transportation and Communication 角浩美 JICA Expert
?Aアジア開発銀行 小野憲司 Project Engineer
(要旨)
・訪問の主旨説明
・フィリピン国に社会経済情勢、公共事業の整備状況等をヒアリング
(b)平成10年1月27日(火)
(訪問先、面談者)
?@フィリピン・ポート・オーソリティ
・CONSTANTET.FARINAS ：Manager、Harbr Maintenance Department
・DANILO S NG ：Acting Manager、Fleet Maintenance Division
・CESAR P CALVES ：Manager、Dredging Operations Division
(要旨)
・港湾の開発・整備は、国内の予算が厳しく主としてBOTで対応
・大型浚渫船の代替希望があるものの、予算的に当面無理
・船の部品が不足、熟練乗組員の確保が困難
