●物流分野が焦点
物流・サービス部門の改善で大きな成果
●幹線貨物輸送を効率化する
●モーダルシフトの推進
エネルギー効率のよい鉄道や海運の積極的な利用をはかるモーダルシフトの考え方は、エネルギー効率の点からも、今後はさらに重要性を増していきます。
●幹線トラック輸送の効率化
特別積合せ事業者同士の幹線区間における共同運行については、積載率の向上、運行便数の削減が図られます。
モーダルシフトとは?
エネルギー効率のよい運輸モードへと誘導する施策のことで、中長距離の貨物輸送の場合、自動車よリエネルギー効率のよい交通手段(鉄道・船舶)の利用をうながしていくことです。
●都市内・地域内物流を見直す
●共同輸送配送拠点の整備・共同配送システムの構築
中小のトラック輸送事業者の、配送や集荷の共同化によって効率のよい、「全員参加型」の輸送システムの構築が望まれます。
●情報化の推進による都市内・地域内輸送の効率化
情報化システムの進歩により、自動受注、最適経路の案内、帰り荷斡旋システムなどが整備されて、輸送の効率化が進められます。
●荷さばき施設などの整備の推進
運輸業者や利用者の利便性アップと、配送での効率化を進めるうえで、宅配便などで、集合住宅での一時保管施設(宅配ポスト)の整備が望まれています。条例によりある程度以上の規模の建物や施設には、その設置を義務化する地方公共団体もでてきています。
●物流サービス内容を見直す
社会全体としては必ずしも最適ではない過剰な物流サービスが行われ、エネルギー効率のうえからも改善が求められています。そのため、サービス内容の見直しが必要になります。
●物流拠点を整備する
複合一貫輸送、積合せ輸送、共同輸配送において結節機能を発揮する物流拠点の整備はぜひ必要です。そこで、輸送の効率化、交通渋滞の緩和、環境負荷の軽減にむけて、物流拠点の計画的な整備が求められています。