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ル以外のケーブルを敷設してはならない。

2.11.7 充電装置

-1. 適切な充電装置が設けられなければならない。また、蓄電池を直流発電機で直列抵抗を通じて充電する場合であって、充電電圧が線間電圧の20%以上になるときは、充放電盤に逆流保護装置を備えなければならない。

-2. 浮動充電又は充電時に負荷が蓄電池に接続される方式等の場合には、最大電池電圧は、充電時を通じて接続負荷の許容最高電圧を超えてはならない。このため電圧調整器又は電圧制御装置を設けることができる。

NK(検査要領)

H2.11.5 換気

-1. 蓄電池を2段以上に配列する場合、棚の前後部には原則として、換気のための50mm以上の空所を設けること。

-2. 蓄電池室等の排気装置の能力は、次の値以上とする。

排気量 Q=110×I×n(l/h)

I:最大終期充電電流(特に制限のない場合は、10時間率電流を標準とする。)

n:蓄電池の数

-3. 2kw以上の出力の充電設備に接続する蓄電池を収納する区画の排気装置は、機械式にすることを推奨する。

H2.11.6 電気装置

JISC0903に規定される爆発等級d3、発火度G1に分類されるものは、国際電気標準規格79に規定されるガス蒸気グループ?C、温度等級T1に分類されるものと同等として扱う。

(逆流防止装置)

第204条 発電機により充電される蓄電池には、逆流防止装置を備え付けなければならない。

 

第4節 変圧器(第205条〜210条)

 

(変圧器の配置及び構造)

第205条 居住場所に設ける変圧器は、乾式変圧器でなければならない。

2. 乾式変圧器の巻線は、湿気等に耐えるような処理がなされたものでなければならない。第205条の2 第183条の2第1項各号に掲げる船舶(限定近海船にあっては、機関区域無人化船に限る。)にあっては、当該船舶の安全性又は居住性に直接関係のある電気利用設備の大部分に配電する配電盤に変圧器を用いて給電する場合には、その給電回路に2以上の変圧器を備えなければならない。

 

 

 

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