(2)電動機の負荷特性試験
電動機の負荷特性とは負荷をかけた場合の負荷電流・回転速度・界磁電流間の関係を求める試験で機械が暖った状態で行う。負荷特性には,速度特性・トルク特性・分巻界磁変動曲線・調整曲線などがあるが,一般に受渡試験としては速度特性をもって負荷試験とされる。
(a)分巻電動機の速度特性の測定
電動機の負荷のとり方は,2・3・7(2)を参照のこと。定格負荷に合わせ,その状態で外部電源及び界磁電流を一定に保ち,発電機の場合と同じく,いったん負荷を増加し,回転速度の測定を行いながら無負荷に至らしめる。負荷電流に対し回転速度をプロットすれば図2・32のような特性が得られる。