日本財団 図書館


171-1.gif

 

2・13 航法装置

 

2・13・1 概説

 

船は,なんの目標もない大洋を目的地に向かって,安全にかつ最も経済的に,そしてほぼ所定の時間で航行しなければならない。

このためには,自船がいま「どこにいて」「どの方向に」「何ノットの速力で」航走しているかを知ることが必要となる。

近年各種の機器装置の研究開発は,めざましく,船舶の航法に役立つ計器類を多く生み出しており,当然のことながらその大部分は「電気」を利用するものである。

船の位置の測定にはさらに電波を利用した計測装置,電波航法機器及び無線装置が多く開発され,実用化されている。

これらの多くは軌道上にある人工衛星及び陸上にある送受信局との組合わせで使用されるものである。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION