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(c)導波管のツイスト:約0.3dB/個(〃)

(d)フレキシブル導波管:約0.ldB/m(〃;直線部)

(e)同軸ケーブル:約0.ldB/m(S-band;直線部)

 

3.2 プロッティング装置

 

従来は光学プロッタを使用してレーダー表示面上で他船の動きをプロッティングしていたが、現在では電子プロッタの機能がレーダーに組み込まれている。本装置は、レーダー画面上の映像を一定時間間隔でマークすると、その物標の動向をベクトル又は数値データで表示する。

なお、2001年1月1日から実施することを目標に、電子プロッティング機能(EPA)と自動追尾機能(ATA)に関する性能基準がIMOで審議されている。搭載要件と要求性能の概要は次のとおりである。

(1)EPA

(a)搭載要件:総トン数300トン以上500トン未満

(b)主要性能要件:手動捕捉、手動10目標プロット、ベクトル表示、データ表示

(2)ATA

(a)搭載要件:総トン数500トン以上3,000トン未満

(b)主要性能要件:手動捕捉、自動10目標追尾、ベクトル表示、データ表示、危険船警報

因みに、ARPAの搭載要件は、総トン数3,000トン以上となることになっている。

 

 

 

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