日本財団 図書館


? 「マリンサイエンス・スクール'97」の概要

 

1. 概要

青少年の海洋科学技術に対する関心、興味を高めるためには、海洋科学技術センターのような研究機関において、研究の現場を体験することや研究者や技術者との交流を深めることが大切である。「マリンサイエンス・スクール」は、青少年や彼らを直接指導している先生達に対して、研究者や技術者から直接講義や実習を行うことにより、海洋科学技術に対する関心、興味を高め、海洋科学技術の啓蒙と研究現場と教育現場との連携を強め、さらには、将来これらの分野に携わる人材育成を図ろうとするものである。

なお、同様のイベントに、科学技術庁が主催し、全国の高校生や高等専門学校生(高専生)を対象に実施している「サイエンス・キャンプ」がある。

これは、科学技術庁傘下の法人や研究所が上記の生徒たちを受け入れて、実施するものである。これに対し「マリンサイエンス・スクール」は、海洋科学技術センターが独自に企画.実施をし、対象地域を限定し、しかも生徒のみならず、高校、高専の教諭も対象としていることが「サイエンス・キャンプ」とは異なる点である。

 

2. 平成9年度の事業概要

平成9年度は、海洋科学技術センター(神奈川県横須賀市)を会場として、夏休み(平成9年8月)に宮崎、大分、鹿児島及び沖縄県の高等学校教諭と高校生を対象に、それぞれ3泊4日の日程で当該スクールを実施した。また、春休み(平成10年3月)には、高知、愛媛、長崎及び熊本県の高校及び商船高等専門(商船高専)学校の教諭を対象に、2泊3日の日程で当該スクールを実施した。

また、これらの研修を推進するためには、実習用器材や教材を整備する必要があるが、今年度は、海洋実習用の無人潜水機(ROV)を購入した。

 

3. 年間スケジュール

004-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION