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問2-3-4

次の文は軸継手について述べたものです。正しいものに〇印を,誤っているものには×印を( )内につけなさい。

( ) (1) 可変ピッチプロペラ装置で,プロペラボスとプロペラ軸との結合方式が,フランジ形式の場合,プロペラ軸船首側の軸継手は機関室内へのプロペラ軸引抜き作業を考慮して一体型が採用される。

( ) (2) 固定ピッチプロペラの場合,機関室のスペース上,プロペラ軸を船尾側から船尾管に挿入するが,この時,プロペラ軸船首側の軸継手は,工作上およびコスト面から一体型継手が用いられる。

( ) (3) 海水潤滑船尾管軸受で,プロペラ軸船首側継手が組立型の場合,プロペラ軸スリーブを軸継手まで延長し,軸身を海水から保護する構造とするのが,最適な構造である。

( ) (4) 船尾管軸受が海水潤滑方式の場合,機関室内のプロペラ軸船首側の軸身にクロスマークが発生しても,プロペラ軸の強度な船舶機関規則で規定されているので,プロペラ軸は折損する恐れはないので,安心して使用できる。

( ) (5) 中間軸の継手が組立型軸継手の場合,機関室内での作業性を考慮すると,最適な軸継手構造は焼嵌式である。

 

問2-3-5

次の文はプロペラ軸について述べたものです。正しいものに〇印を,誤っているものには×印を( )内につけなさい。

( ) (1) プロペラ軸の構造は,船尾管軸受の潤滑方式によって,異なることはなく,いかなる構造のプロペラ軸でも,第1種プロペラ軸として認められている。

( ) (2) 海水潤滑船尾管軸受で,プロペラ軸の軸身を分装青銅スリーブとゴム巻きで保護した場合,ゴム巻きの劣化があるので,第2種プロペラ軸として認められる。

( ) (3) 海水潤滑船尾管軸受の場合,プロペラ軸の軸身を分装青銅スリーブとFRP巻きで保護したものは,FRP巻きの保護性がよいので,第1種プロペラ軸として認められる。

( ) (4) プロペラ軸には,第1種プロペラ軸と第2種プロペラ軸とがあるが,プロペラ軸の検査内容および検査間隔は,船舶機関規則で統一されているので,変わることはない。

( ) (5) 本船上架時,プロペラとプロペラ軸との取付部の軸身にクロスマークが発見された。本船の稼働予定および作業工程の関係から緊急を要したので,クロスマークの補修は,検査官と協議することなく施工した。

 

 

 

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