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―来賓挨拶―

 

その要点を申し上げますと、いわゆる我々先進国として、特に日本としてはかなりの努力をしてきたわけでございます。従いましてこの努力は評価していただきたいし、そうはいってもこの問題へ対応していかなければなりませんが、できないような目標を掲げてもらってもこれも困るわけでございますが、その意味では努力しがいがある方に目標をおいていただきたい。特に経済会といたしましては、この解決はかつてオイルショックの時に我々が努力し解決したように、技術の改革、発展ということが非常に大きな課題としてあるわけでございますので、ぜひそういうことに国としても力を注いでいただきたい。我々としてもそういうことに努力していきたいということが大きな中心的な意見でございます。

今年4月に運輸政策審議会におかれまして運輸部門における地球温暖化問題への対応方策について取りまとめられたところでございますが、運輸省ご当局におかれましても答申された内容に基づきまして省エネルギー型自動車の普及促進、あるいは公共交通機関の利用等、いろいろソフトハード面についてこれからの事業を推進していただくようになっておりますし、またそのようにお願いをいたしたいところでございます。

このような環境の中で特に日本のCO2排出に寄与する率と申しますか、約2割近い運輸部門ご関係の皆様方がこのようにお集まりいただきまして、「地球環境フォーラムin HIROSHIMA」を開催されますことは、大変意義の高いことだと存ずる次第でございます。これを機会に私ども経済会もご一緒になってさらなる地球環境の貢献ができますことを、またそのように努力することを誓いまして、本フォーラムが有意義なものとなりますよう祈念いたしまして簡単でございますが、ご挨拶にさせていただきます。

 

会場風景

 

―会場風景―

 

 

 

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