それから、 最後になりますけれども、 いままでいわゆる車のハードの方でございますが、 もう一つはいま課題になっておりますフロンでございます。 実はモントリオール議定書でフロンはオゾン層を破壊するということで使用禁止になりまして、 自動車業界としては自動車のカーエアコンについては94年に全廃しております。 いまはHFCに変わっておりますが、 かつてのCFC12ですね。 これがまだ約3,000万台日本で残っております。 これを回収し、 破壊しようという仕組みをいま検討しておりまして、 関係業界と来年1月から1都3県でまずスタートして、 全国に広げようということでいま進めております。 ところが、 HFCも地球温暖化に悪いということで、 いわゆるグリーンハウスケースがそれがCO2の1,300倍もするということで、 これも今後どういうふうにするかというのが大きな課題になっております。
以上が大体ポイントでございますけれども、 いわゆるリサイクル、 廃棄物というのは十分役割分担を考えないといけないなと思います。
それで、 リサイクルというのはいわゆるメーカーサイドがきちっとやるべきだろうと思います。 しかも、 そのリサイクルするために、 リサイクルされたものをユーザーの方も積極的に使っていただく。 それから、 廃棄物処理といういわゆる廃棄物につきましては適正処理をしよう。 これは関係者が全員がそれに関係していかなければいけないだろうということで、 これは2つきちっと分けてやらなければいけないかと思います。 それから、 75%といまリサイクル率は言われておりますけれども、 これを90%に上げようとしているわけです。 そこには、 やはりビジネスチャンスが出てくるということで、 それぞれの分野の方がぜひそこをうまく活用してビジネスに結びつけながら、 リサイクルが進めていければいいなと思います。 特に日本全国に散らばった自動車をまた1カ所に集めながら処理していくわけでございますので、 その運搬につきましても鉄道等をうまく利用しながらもやっていかなきゃいけないというふうに考えております。