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いただきまして、うまくお話できるかどうかわかりませんが。

先程の丸山先生のお話の中にですね、個人的条件のコントロールと家庭環境と交通安全というお話があったと思います。

皆さんも心当たりがあって頷かれる方もいらっしゃるかと思いましたが、私どもの方の名古屋の方にあります中部本部というところで、アンケート調査をしたのがありますので、それが丸山先生のお話にちょっとドッキングするかなと思いますので、ちょっとご紹介したいと思いますが。

名古屋、東京、大阪の3,600人程の方にアンケート調査いたしました。それで、どういう内容かと申しますと、日常生活ですね、日常生活の中の行動と車の運転の行動がどういうふうに連動しているかということを学者先生にアンケートの結果を分析していただいた。

二つ、三つご紹介しますと、例えば、よくあることですが、食事に行った店が満席だった場合、待たずに別の店を探す探さないか、ということですね。これはよくありますね。日曜とか休みの日に家族などで行くと家族の方でも意見が分かれて、ここが美味しいから待とうという方もいるでしょうし、ほか行って食べようという方もいると思うんですが、こういうのをどういう観点から見るかといいますと、性急さとかそれからせっかちかどうかということで見ますと、分析の結果としては、年齢が高くなるにつれて待たずに別の店を探すと、それから違反や事故回数が多い程その傾向が強くなるということで、これは皆さんの日常生活にひとつ比較していただきたいと思うんですが。

それから雨の日は、傘の露をよく払ってから玄関に入る、あるいは、傘の露を払ってから車に乗るとかですね、これは、他者配慮ということで、その雨の露を持ったまま電車に乗った時に座席に座っている人の足元に露がたれて迷惑をかけないかどうかとかいろんな意味で他者配慮ということなんですが、これとの関係で見ますと、年齢が高くなるにつれてよく露を払ってですね、他者迷惑をしない、人に迷惑をかけないような配慮をしていると、で、そういう人ほど事故の回数も少なくなっているというような結果ですね。

もう一つですと、出かける時は忘れ物がないかどうか確認しないと落ち着かないかどうか、出かける時によく確認をするかどうか、パッとドアに鍵かけて飛んでいっちゃうことがあるかどうか、という質問なんですが、年齢とともに確認しないと落ち着かない傾向があると、年齢高くなるほどよく確認してでていくということなんでしょうか、これと事故あるいは違反との関係でいきますと、そういう安全性の確認をする、安全性を高く見るようなほど当たり前かもしれませんが、安全性としては高いということですね。で、そういうことの関連で見ますと先の丸山先生のお話と一般の日常生活と連動しているんじゃないかなと、私もお話を伺ってですね、そうかなと思ったんですが。

これは一つのご紹介でございます。

こういうことは、一番最近の時代的な顕著な現れ方としてはですね、携帯電話を使いながら車の運転を止めなさいということを非常に公共機関でも社内アナウンスをしたりです

 

 

 

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