日本財団 図書館


自治体消防制度50周年

記念式典挙行される

幼年消防クラブ真価を発揮

001-1.jpg

 

平成10年3月7日(土)、快晴の青空の下、日本武道館(東京都千代田区北の丸公園)において、自治体消防制度50周年記念式典が、天皇、皇后両陛下をお迎えして盛大に挙行されました。

これは、昭和23年3月7日に消防組織法が施行され、市町村消防の原則に基づく自治体消防制度が確立して50周年を迎えたことを記念して、消防関係者をはじめ国民を挙げて我が国における消防の発展を回顧するとともに、阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、国民の安全確保を図る観点から、社会経済情勢の変化に対応した消防防災体制の充実強化を期することを趣旨として、自治省消防庁主催、(財)日本消防協会、全国消防長会、(財)日本防火協会の共催で行われたものです。

式典には、内閣総理大臣をはじめとする政府関係者、国会議員、自治体の首長、全国の消防長及び消防団長等約8,500人が参列いたしました。

式典は谷合消防庁長官による開式の辞に続き、上杉自治大臣より「近年、阪神・淡路大震災をはじめ、各地で地震、風水害、林野火災、危険物漏洩事故など国民の安全を脅かす災害・事故が相次いで発生しており、国民の防災に対する関心、消防に寄せられる期待はかつてないほどの高まりを見せております。消防機関が一致団結し、他の防災機関と密接に連携して災害対策を行うことが重要であり、今後とも消防防災体制の充実強化に全力を挙げて取り組んで参る所存であります。」と式辞が述べられました。

続いて、天皇陛下から「消防は、火災のみならず様々な災害から国民の生命、身体及び財産を守るという極めて重要な役割をもつものであります。消防関係者が、今後とも、装備の充実と技術の向上に努め、安全な社会を築くために力を尽くしていくことを期待するとともに、国民一人ひとりが消防の使命の達成に一致協力していくことを切に希望いたします。」とのお言葉をいただきました。

橋本総理大臣、伊藤衆議員議長、斎藤参議院

 

 

 

目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION