熊本県知事 祝辞要旨
福島譲二
本日、徳田日本防火協会会長、佐野消防庁長官をはじめ多数の皆様をお迎えし、第21回婦人防火全国大会がここ熊本の地で盛大に開催されますことを心からお喜び申し上げます。また、全国からお越しいただきました皆様方を歓迎申し上げます。
ただいま栄えある表彰を受けられました皆様方には、そのご功績に深く敬意を表しますとともに、心からお祝いを申し上げます。
さて、平成8年の全国の火災発生状況を見ますと、5件に1件が家庭で火を使う際の不注意により発生しております。このため、まずは家庭において火災防止に努めることが大切だと思います。
そのような中で、全国243万人、本県で733クラブ、117,000人を超える婦人防火クラブの方々が、日夜熱心に地域を守るために活動されていることは、大変心強いところです。
本県では、今後とも、「安全で住みよいまちづくり」のために婦人防火クラブや幼少年消防クラブの組織作りを推進し、安全で安心できる県民生活の確保に努めてまいりたいと考えております。
本日ご参加の皆様方におかれましては、この大会を新たな契機として、全国それぞれの地域でより一層の防火、防災活動を展開されるようご期待いたします。
最後になりましたが、本大会のご成功と財団法人日本防火協会のますますのご発展並びに今日お集まりの皆様のご健勝を祈念しまして、お祝いの言葉とさせていただきます。
婦人防火全国大会で受賞して
宮城県婦人防火クラブ連絡協議会
会長高橋和子
秋晴れのもと、火の国熊本県熊本市において開催されました第21回婦人防火全国大会で、私達は、全国の婦人防火クラブ員の代表ととて表彰を受ける栄誉が与えられ、感激とともに受賞の重みをひしひしと感じ、身の引き締まる思いであります。
昨年は、私の地元、宮城県仙台市において第20回婦人防火全国大会が開催され、多くの人々が集い、全国のクラブ員の方々と強い絆で結ばれていることを感じたところでありましたが、熊本市において再びあの感動を体験することができ、胸がいっぱいでありました。
私達は、今日まで、消防機関、関係者の皆様のご指導のもと、全国各地で火災予防の広報や防火知識の習得、防火組織の拡大に努めてきたところであります。
これからも、この受賞を契機に地域にしっかりと根付いた活動で、災害に強い、快適で住みよい、安全な社会づくりのため、全国の仲間とともに、なおいっそう献身を重ね、精進してまいります。
最後に、日本防火協会並びに消防関係者の皆様方に心より感謝申し上げます。