日本財団 図書館


3 防火啓発活動

(1)防火大会

防火大会を、自クラブで実施しているのは11連合会等ですが、他主催(県等の主催)への参加を含めると24連合会等にのぼりました。

また、他主催への参加を含め、年間に3回実施しているのは1連合会等で、2回が3連合会等でした(4回以上実施している連合会等はありません。)。

自クラブで実施している大会の1開催当たり全参加者数の平均は1,656人で、うちクラブ員の参加者数は平均666人となっています。

また、他主催への参加の場合、1開催当たり全参加者数の平均は1,123人で、うちクラブ員の参加者数は平均126人となっています。

大会の実施内容は、活動が活発で優秀な傘下のクラブ等の表彰や防火演技が半数以上を占めています。

なお、大会等は隔年または2年ないし3年おきに行うという団体もあり調査年に該当していないという団体もみられました。

(A-表3(1)、A-図2)

(2)その他の啓発等

防火大会以外の啓発活動としては、過去においてクラブ歌を作っているのが1連合会あり、ポスターを作製し防火をアピールしているのが、4連合会(作製枚数平均5,200枚)ありました。

また、連合会等として幼少年消防クラブの指導育成を行っているのは2連合会等でした。

(A-表3(2))

(3)その他

クラブ機関紙を発行しているのは12連合会等(発行部数平均6,700部)で、うち1連合会は年3回発行(同5,000部)しています。

記念誌を発行しているのは、8連合会(10年誌=7団体、20年誌=1団体)あります。(A-表4)

 

?U 市町村の婦人防火クラブ連合会等の活動状況

 

全国の各消防本部(局)のうち、管轄区域で地域毎に婦人防火クラブが設置されている消防本部(局)の数は732です。このうち複数の単位婦人防火クラブで管轄区域内の連合会を結成しているものは、現在、全国で280団体です。

その最も設立の早い団体は、昭和28年(1団体)でした。つぎに当協会設立と同じ39年に1団体、そして40年代には24団体、50年代には153団体、60年代には101団体が結成(うち、平成8年中に結成されたのは3団体)され、連合会としての活動を行っています。

これらの連合会等を含め、調査した732消防本部(局)の市町村連合会等の数と管轄区域内の人口区分の状況は別図のとおりでした。(B-図1)

 

1 予算

市町村連合会等のほとんど(718団体)が活動予算を組んでおり(98.1%)、その平均額は498千円(横浜市及び川崎市分を事情により除くと334千円(以下、予算について同じ。))となっています。そのうち、管轄の消防本部(局)等からの公費助成をうけているのは572(570)市町村連合会等で79.7%を占め、その平均額は約512千円(313千円)となっています。(B-表1)

 

2 研修会等の開催状況(3回開催分まで調査)

(1)クラブ指導者の研修会等の開催状況

クラブ指導者の研修会等は、市町村連合会等が自クラブで実施しているものが延べ308開催、他主催(消防本部や行政等)の研修会等に参加しているものが延べ597開催となっています。

これらの1開催当たりの参加クラブ員数は平均45人となっています。

また、全研修会等の内容は、講演がもっとも多く34.4%(内容該当延数の割合)、次いで救急法・消火器取扱講習の15.9%で、これらが半数を占めています。

なお、公民館等が行う知識向上のための講座などにも積極的にクラブとして参加し、資質の向上を図っているものも多くみられました。

(2)一般クラブ員の研修会等の開催状況

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION