日本財団 図書館


婦人防火クラブ活動状況実態調査結果(概要)

 

婦人防火クラブ員は、平成8年5月1日現在で全国約250万人になっています。その婦人防火クラブの平成8年における活動状況について調査いたしましたので、その概要を報告いたします。

この実態調査は、?T 道府県の各婦人防火クラブ連絡協議会等(36道府県)(以下、「連合会等」という。)の活動状況等については道府県消防防災担当課に、?U 全国の各消防本部(局)の管轄区域を単位とする市町村の婦人防火クラブ連合会等(その連合会等がない場合は管轄区域の地域単位婦防クラブ全体を連合会等とみなした)(以下、「市町村連合会等」という。)の活動状況等については、婦人防火クラブが所在する全国の消防本部(局)(732)にそれぞれアンケート方式で調査したものです。

なお、道府県に対する調査内容と消防本部(局)に対する調査内容については、予算状況・クラブ員の研修及び防火啓発活動のうち防火大会については同様の調査事項となっていますが、それ以外の活動については異なっています。

また、市町村連合会等については、クロス分析になじまない単純集計(資料編)にとどめましたのでご了承ください。

 

?T 道府県婦人防火クラブ連絡協議会等の活動状況

 

1 予算(平成8年度)

連合会等の全団体が活動予算を組んでおり、その平均額は約855千円となっています。

このうち、道府県からの公費助成をうけているのは15連合会等(41.7%)で、その助成団体の平均額は約941千円となっています。

なお、予算額の最も多い連合会等は5,571千円(公費助成額4,500千円)で、最も少ないのは、110千円(公費助成等なし)となっています。

(A-表1)=資料編(以下同じ。)

 

2 研修会等の開催状況(3回開催分まで調査)

(1)クラブ指導者の研修会等の開催状況

クラブ指導者の研修会等は、全連合会等が自クラブで実施しているか、他主催の研修会等に参加しています。これらのうち自クラブ主催の連合会等は22団体(61.1%)で、その1開催当たりの参加クラブ員数は平均141人となっています。

なお、これらの連合会等を含め、他主催の研修会等に参加の場合の1開催当たりの参加クラブ員数は、平均24人と少なくなっています。

研修を調査回数の3回行っているのは9連合会等、2回が17連合会等、他の10連合会等は1回でした。

また、研修会等の実施内容は、講演がもっとも多く、27.2%(内容該当延数の割合)を占めています。

(A-表2、A-図1)

(2)一般クラブ員の研修会等の開催状況

一般クラブ員の研修会等は、12連合会等で実施しており、そのうち11連合会等が自クラブ主催で、その1開催当たりの参加クラブ員数は平均158人となっています。なお、これらの連合会等を含め、他主催の研修会等に参加の場合は、平均52人となっています。

また、他主催の研修会等への参加を含め、調査回数の3回行っているのは4連合会等でした。

研修会の実施内容は、講演がもっとも多く、48.6%とその半数近くを占めています。

(A-表2、A-図1)

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION