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?-4 新規に開発された資機材の調査

  

現行の油防除資機材は、長年の事故処理の経験から流出油がムース化し高粘度化した場合等に使用出来ないものもあることが判明している。

このようなことから、我が国においては最近に至るまで、新たな資機材が製品化されるとともに、海上災害防止センターにおいても、平成3年度から平成8年度にかけて、日本財団の補助事業等でムース化油焼却薬剤、高粘度用油処理剤、航空機散布用油処理剤を開発している。

一方、海外においては「エクソン・バルデーズ」号事故以降、海底油田事故、大型原油タンカー事故等の経験等を踏まえ、油防除資機材の研究開発・実用化は日進月歩で進められている。

このため、本調査研究では国内外で新規に開発された資機材について、パンフレット、文献等により調査を行い別表に取りまとめた。

なお、ここで取りまとめた資機材については国内外の全てを網羅しているものではないことをお断りしておく。また、表中の特徴についてはパンフレット等に記載されているものを抜粋したものである。

 

 

 

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