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ライフサイエンスシリーズ「緩和ケアにおける症状観察とコントロール」

 事業名 保険医療に関する教育及び調査研究
 団体名 ライフ・プランニング・センター 注目度注目度5


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例外なく訪れるものであると認識しておくことです。赤ちゃんの誕生を祝福し,赤ちゃんをいとしむように,死に直面している人間にもいとしみを与えるべきですし,人間の死は医学の敗北ではなく,生きているものは必ずいつかは死ぬのだと考えていなければなりません。もちろん避けられる死を避けるべきことは当然のことですが,避けられない死が近づいてきたときには,医療が死に向かっている人の生活と生き方とを助けていくべきです。そのとき,死を早めることにも,死を遅らせることにも手を貸さないこと,そして,患者さんを苦しめている症状はすべてコントロールすることが大切です。

一つひとつの医療技術を実施していくときに,いつもその患者さんに対する治療の全体像を見失わないように心がけるべきです。その患者さんに対する医療の最終目標は何かをいつも心に留めているべきです。

そして本当のことを患者さんに伝えることを基本姿勢とします。本当のことなら何でも伝えればよいということではなく,患者さんには嘘をつかないよう心がけることが大切です。嘘は,患者さんとの人間関係を壊してしまうからです。患者さんは,心の中でいろいろなことを感じたり考えたりして,さまざまな心の反応を表現しています。それを医療側が理解しようとしていること,理解できたら,理解できたことを伝えてあげることが大切です。

以上のようなことを実施していくに当たって信じていていいことは,人間にはどんな逆境にも折り合っていく能力があるということです。この力が患者にはないから,看護婦が何とかしてあげなければならないと一生懸命になりすぎてしまいますと,燃えつきる人が出てきます。

 

 

 

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更新日: 2019年12月7日

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