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故に結びつきやすいので厳に慎み、また、初心者等の不慣れな運航者は、できるだけベテラン運航者のアドバイスを受けながら操船すること。

(8)次のマナーを厳守すること。

?海水浴場や漁具の設置海域等の近くはできるだけ離れて航行し、高速航行したりジクザグ航走する等海浜レジャー者や漁業関係者等に迷惑をかけるような行為をしないこと。

?油やゴミ等の廃棄物は、絶対海に捨てないこと。

?みだりに大きなエンジン音をたてないこと。

?他船との死角を生じやすい島や岸壁の近くはできるだけ避けて航行すること。

(9)船内では、船の片側に集まったり、むやみに立ち上がったりすると転覆する危険性が増えるので移動には十分注意し、また、気化したガスが船底に充満している場合があるので、定められた場所以外では喫煙せず、ビルジの量、エンジン音、排気ガスの色及び潤滑油、冷却水の温度等にも注意すること。

?夜間航行に際しては、より厳重に周囲の見張りを行うとともに、灯台、灯標、著名物標等を確認し、更に海図で位置を確かめながら航行すること。

また、昼間のうちに、海上での工事.作業場所や漁業施設の設置状況等を把握しておき、海図へ記入することも有効な手段です。これらの状況が把握できていないと、プロペラに魚網を絡ませたり、護岸へ衝突するといった事故を招くことになります。

(11)自動操舵装置を使用している場合は、自船の位置を確認しながら航行すること。

自動操舵装置は、風向や潮流の影響を補正しながらコースを航行するように設計されてはいません。自船の位置を確認せず、装置にまかせたままにしておくと、当初定めたコースより風下側のコースを航行していたり、ともすれば衝突、座礁などの海難の原因となります。

(12)事故の発生等緊急時に備えて無線設備、携帯電話等の連絡手段を確保しておくとともに、目的地、入港時間等の航海計画を関係者に知らせておくこと。

出港前には、無線機の通信テストや携帯電話の通話可能範囲か否か、忘れずに確認しましょう。

(13)入港後は、船が流出して船舶の航行障害にならないよう、また、遭難の誤解を招かないようにしっかりと係留するとともに、雨水や波の打ち込みを防止するためハッチなどの開口部は確実に閉鎖し、関係者に必ず入港の連絡をしておくこと。

この他、当庁のパンフレット「海難0へのチェックポイント」でも海難防止の基本的な注意事項が記載されていますので、活用して下さい。皆さんが安全に楽しく、プレジヤーボート等の運航にあたっていただけるよう願っております。

 

4.海の事件・事故の電話による連絡は、次の番号へお願いします。

◎第四管区海上保安本部・・・・052-651-4999

◎名古屋海上保安部・・・・・・・・052-661-4999

◎四日市海上保安部・・・・・・・・0593-53-4999

◎鳥羽海上保安部・・・・・・・・・・0599-26-4999

◎尾鷲海上保安部・・・・・・・・・・05972-2-4999

◎衣浦海上保安署・・・・・・・・・・0569-32-4999

◎蒲郡海上保安署・・・・・・・・・・0533-68-4999

◎鳥羽海上保安部浜島分室・・05995-3-0300

 

 

 

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