用された統計方法及びフレームワークを通じて他の国との調和を図らなければならない。
官庁統計官の研修の形での人材育成開発は、常に持続的統計発展のための鍵である。SIAPは、東京で統計研修を行うとともに、アジア太平洋地域の各国統計部局や国の研修施設と協力し又はパートナーとなって統計研修を実施している。実務統計、データ解析・解釈、及び指導官研修のほか、SIAPの研修コースは、人間開発指標や最近の世界サミット会議で討議された新しい分野にも重点を置いている。
HDI(人間開発指数)
HDIはなぜ必要か。
これまで国家の発展を測る基準としてはGNP(国民総生産)だけに頼ってきたが、多くの人びとがGNPを越えるより包括的な社会経済指標を模索してきた。人間開発の指標は、これに答えるものである。
HDIには何が含まれるか。
HDIは寿命、知識、生活水準という人間開発の3つの基本的な要素を組み合わせたものである。寿命は平均余命により測られる。知識は成人識字率(3分の2の比重)と平均就学年数(3分の1の比重)を組み合わせて測られる。生活水準は、各国の生活費によって調整された1人当たり実質GDPに基づく購買力(購買力平価、またはPPP)により測られる。
UNDP 1994「人間開発報告書」
