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2) 望ましい「高齢者の介護」と「精神障害者の援助」のあり方

 

高齢者の介護や精神障害者の援助は一般に誰が行うのが望ましいと思うか、それぞれ7つの項目を用意し、1位、2位、3位の順位をつけてもらった。そこで、1位を3点、2位を2点、3位を1点として点数化した。

まず、高齢者の介護を誰が行うのが望ましいかについて全体の傾向をみると、「家族や親戚」が2.59点で最も高い得点であった。次いで「市区町村などの公的サービス」が1.44点、「老人病院等の医療機関」が1.25点であった。その他は点数が低く、「ボランティア」が0.21点、「民間によるサービス」が0.2点、「近隣の人や友人」が0.17点、「その他」が0.01点であった(表??-3)。

年齢毎性別にみると、「家族や親戚」では「40歳未満男性」が2.77点で最も高く、「60歳以上女性」は2.38点であった。「公的サービス」は若年層で低く「40歳未満男性」が1.27点、「40歳未満女性」が1.26点であったが、「40-59歳女性」では1.58点、「40-59歳男性」が1.55点、「60歳以上男性」が1.56点であった。

 

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