「重く深刻な印象」を与え、「日常生活で介護の負担が大きい」のは「精神病」で59.1%と44.1%であり、「身近なひとに使いやすい」のは「こころの病」で65.3%という結果である。また「精神障害」は「重く深刻な印象」は与えないが、「精神病」と「こころの病」の中間の介護負担(25.2%)があり、「身近なひと」には使いやすくない。また「精神疾患」という用語は、いずれの質問にも少数の回答であり、馴染みが薄いようだ。「こころの病」は、身近なひとには使いやすいにしても、障害という実態を表すには難しい面がある。正直に言うと、いずれも「帯に短し、たすきに長し」であるが、より適切な用語がない以上、消極的選択はやむを得ない。