7 応援協定,条例等
(1)地方公共団体相互の応援協定・条例等の策定業務の省力化・効率化・高水準化
・応援協定締結機関が相互にデータを共有することにより,応援協定へ盛り込むべき事項の点検・確認が容易になり,協定・条例の策定業務の省力化,効率化が図られるようになる。
・協定締結機関相互に保有すべき,応援用資機材,物資,医薬品,地図等が相互に共有することにより,発災時の実効性のある協定の運用が期待できるようになる。
(2)庁内各課の防災業務への活用可能性の拡大
・特に,広域防災訓練等において,協定等のデータを相互に保有したうえで,それらを活用した訓練(広域応援に関する図上訓練または実働訓練)を実施することにより,協定の効果をさらに高めることが可能となる。
8 その他(ワープロ化文書,インターネットにより発信される防災関係資料)
(1)地方公共団体内の防災関係資料の作成業務の省力化・効率化・高水準化
・防災業務に必要な各種防災関係資料をワープロ文書化することにより,データが蓄積・継承され,これらを日常業務において定型的利用を推進することによって,資産化,共有化が進み,防災業務の効率化,省力化,生産性向上が図られるようになる。
・インターネット等を通じて入手したデータは,目的と内容に応じて自動的に仕分けすることにより,データベースやハイパーテキスト化し,適宜その内容を検索・点検することにより,日常的な防災業務に不可欠なデータが蓄積され,業務内容の高度化を支援することとなる。
(2)庁内各課の防災業務への活用可能性の拡大
・防災業務のあらゆる局面で,ワープロ化文書やインターネット等を通じて得られたデータが活用されることにより,平常時の予防業務や災害発生時の活用過程においてデータが容易かつ確実に活用できるようになり,防災対策の効果を高めることが可能になる。
・これらのデータのうち,有用なものは,地方公共団体の防災診断システムに組み込むことが可能になる。