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る前に、自分の前に並んだ量が多過ぎる場合は近くの足りない人に分けるというルールをつくりました。日本では、旅館なんかに泊まると、食べきれないほどのお皿を並べることがサービスと考えられていますが、これは日本中でもう少し考えていけば水の汚染が少しは減るのではないかと考えています。

 

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洗濯も水の汚れの1つの原因なんですが、洗濯機で洗いますと洗剤の適切な加減というのがなかなかつかめずに、多く入れた方がきれいに落ちるのではないかと誤解してしまいますが、手で洗うということで、その必要最低限の感覚を知ることが大切だとして、手の感覚で洗濯するということを実行しています。

 

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これも、その結果です。これは、ドラム缶一杯が何リットルかということです。よく1リットルの油がどのぐらいの分量の水を汚してしまうか、魚が棲めなくなってしまうかというような基準がありますが、実際にはどのぐらいの量なんだろうかということを感覚で知ってもらうために行うプログラムです。

 

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掃除も、やはり水を大切にするという点では感覚を養う大切なプログラムです。

基本的に掃除をしたことのない人は周辺を汚しても自分の心が傷まないのではないかということから、子供たちには積極的にごみの処理をしてもらっています。

水の使い方に関しては、昔の人がやっていたことを考えるとびっくりするのですが、現在でも東北の山形県のある農家の裏には使った水の水槽に魚を飼って、お茶わんの残りのご飯とかみそ汁の残りを食べさせ魚を太らせ、それを売り物にしたり正月の食卓に乗るというシステムもあります。

 

【最後に】

 

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これは、ドイツのホテルで見たカードです。ちょっと見にくいですが、ここには「お客様へあなたは世界じ

 

 

 

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