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億ドルに対し,船舶の輸出は10%を超える3億5千万ドルに達しています。

この時期に造られた船の特徴は,世界的にエネルギー源が石炭から石油に転換されていったのを反映してオイルタンカーが急増しそれにバルクキャリヤー(ばら積み貨物船)を加えたインダストリアルキャリアーが大部分で,船型の大型化が目立っています。特にタンカーは,スエズ動乱以来スエズ運河を通らずアフリカ南端を迂回するものや,中東から日本向けのものが増えてきたため,急速に大型化し,図17のシルエットに見るようにそれまで4〜7万DWTが最大でマンモスタンカーと呼ばれていたのが,昭和34年に世界に先がけてUniverse Apollo ll.4万DWT(NBC)が初めて10万DWTを超えるジャイアントタンカーとして登場し,昭和37年に日章丸13.2万DWT(佐世保重工),東京丸15.38万DWT(IHI)と続々10万DWT台のタンカーが建造されました。ついで昭和41年には世界で初めての20万DWTを超える巨大タンカー(VLCC)出光丸20.6万DWT(IHI)が建造され,昭和48年には50万DWTを超える

 

 

 

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