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レジャーボート、ゴルフカー)

売上高:('96年)約30億米ドル(約2兆7千億ウォン)

従業員:約8,800名(内、工場勤務約6,500名)

救命艇生産台数:約180台/年

 

2. 談話要点

面会者:李 烈孝 氏(特装営業1部 部長)

洪 錫佑 氏(特装営業1部 課長)

權 世敬 氏(特装営業1部 課長代理)

[李氏談]

デンマークのブック(BUKH)社がコペンハーゲンから移したアーベンダーの工場には2回行ったことがある。

世界の救命艇の需要は年間1,000隻程度である。船舶の建造シェアは日本が45%、韓国が25〜7%程度。

エンジンは5年程前まではダイハツやヤンマーを使っていた。現在はデンマークから輸入している。フックは英国製を使っている。 ’78年からパトロールボートやフイッシングボートの製造を手掛けたが、コスト高のために中止した。

韓国には救命艇メーカーは2社ある。もう1社は釜山にある?江南造船(Kangnam- Swallow Craft Co., Ltd.)で、IHIクラフトの技術供与を受けて製造を始めた。(注:'97年末の経済危機の後倒産した。)

 

4-2-2. 青島北海船廠游艇分廠(QINGDAO BEIHAI SHIPYARD, BOATBUILDING BRANCH)

所在地:中国・青島市南區燕兒島(Yanerdao Shinan Qingdao, China)郵編266071

 

訪問日:平成9年10月8日(水)

面会者:Mr. Chen Zing(陳氏)(廠長・高級工程師)

Mr. Wang Shengguo(王氏)(経営科副科長・工程師)

 

[企業概要(陳氏談)]

中国船舶工業総公司(CSSC)、青島北海船廠の游艇分廠として、1983年に設立。ノルウェーのHARDING社から技術導入して、当初は4人で始め、年間20隻程建造した。

1989年の“天安門”以降ノルウェーと離れ、以後独自の製品を開発、ここ5年で13種類のモデルを開発した。現在は年産約170隻。

中国の原材料も、基本工業の発展によって良くなり、当社の品質も向上している。昨年ISO 9001も取得した。

従業員は180人、うち60人が管理部門出、その内20人が設計部門。エンジンはノルウェーのサーブ、デンマークのブック、スウェーデンのボルボ、中国の380-J3を使う。

 

 

 

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