以上のように、費用的に見ても、人材的に見ても、船舶関係の研究開発は非常に厳しい条件のもとで行うことを余儀なくされている。特に、従業員の減少の中での研究者の単調減少は、さまざまな面での研究者への負荷を増加させていることは確かであり、創造的な研究開発の遂行に少なからず影響を及ぼすことが予想される。
本調査研究は、このような厳しい状況の中で、どのように効率的かつ創造的な研究開発を行えば高度な技術が創出できるか、またそれを実現するにはどのような研究開発環境を整えるべきかを見出すことを最終的な目標としている。