-労働集約型産業および中小企業の育成
-民間活動の振興
■第四次開発5ケ年計画(Repelita-IV):1984.4月〜1989.3月
◆基本方針
将来の発展のための確固たる基盤確立
-年平均目標成長率;5%(実質4%)
-国民の生活・知識水準を公平な方法で改善
-国民の福祉水準を公平な方法で改善
■第五次開発5ケ年計画(Repelita-V):1989.4月〜1994.3月
◆基本方針
工業(特に製造業部門)の拡大し、石油・ガス産品部門を中心とした経済構造にシフトさせることを基本目標とする。
-GDPの年平均目標成長率を5%とし、運輸・通信の成長を図る。(89〜92年までの実質成長率は6.9%であり、計画の5%を大きく上回った。)
-年平均人口増加率を2.08%から1.79%へ減少させ。総人口の抑制を行い、雇用問題の軽減を図る。
■第六次開発5ケ年計画(Repelita-VI):1994〜1998年
◆基本方針
経済のテイクオフ、貧困層の減少、人材の育成
-GDPの年平均目標成長率を6.2%とし、国民一人当たりのGNP目標を1999年には1,000US$とし、2019年では4,000US$とする。
-工業部門における年平均目標成長率を9.0%とする。
-農業部門における年平均目標成長率を3.5%とする。
-サービス部門における年平均目標成長率を6.5%とする。
-消費者物価上昇率を5.0%以内とする。
-非石油・ガス産品輸出増加率を16.5%とする。
このように、スハルト政権の積極的な経済政策により、インドネシアでの工業化は着実に進んでいる。
産業構成をRepelita-VIの目標値で見てみると表2-2のようになっている。