クスを中心のテーマにします。これに対して、特定の層を対象にする場合には、狭く深く広報をすることになりますので、対象に適合した内容を盛り込まなければなりません。
■?B内容(何を)■
広報の対象に応じた内容をよく吟味することが必要ですが、チラシやパンフレットなどのデザインも重要です。内容がもっともであっても、人々の目にストレートに訴えかけるデザインでなければ、見ても読んでもくれません。本来ならば、専門のデザイナーに作ってもらうのが一番よいのですが、それができないときは、母の会の会員の中で、デザインの上手な方に依頼してください。読まれないものをたくさん作って捨てられるよりも、数は少なくても読まれるものを作るべきです。
■?C媒体(何によって)■
媒体には前述のように幾つかのものがありますから、広報計画を作成するとき、これらを組み合わせて全体の計画を作成してください。 1つの媒体だけに頼ると、広報の到達度に限界があります。パンフレット、チラシ、ポスター、有線放送、広報車などをうまく組み合せることが大切です。
また、マスコミにとりあげてもらうことも考慮に入れてください。マスコミも交通安全に協力することにやぶさかではありません。母の会で、種々の行事を行うときなど、積極的にマスコミに連絡して記事にしてもらうことを考えるべきです。ユニークな企画であれは、積極的に取材してくれます。有線放送の普及している市町村では、これの利用も有効です。
■?D時期(何時)■
広報は、海岸に打ち寄せる波のように、ある時は高く、ある時は低く、変化をもたせることが必要です。媒体にも、実施の時期、内容にもアクセントをもたせるのが効果的です。全国交通安全運動期間とか、県の交通安全の日などには、一般の市民を対象に、多くの媒体を動員して広報しますから、それ以外の時は、特定対象の層に対する広報をするといったように、時期によって工夫してください。
なお、母の会に身近かな印刷媒体の期待される効果と、成功のポイントは次のようです。
● パンフレットは、教育的色彩が強められる。また、内容がわかりやすく、具体的対応が可能である。
● チラシ、ビラは、制作コストが低く、広範囲に配布が可能であり、しかも配布しやすい。
● ポスターは、話題性を提供することができ、注目度が高い。
ただ印刷媒体は送り手の期待に反し、“ゴミ的”感覚でとらえられやすいので、受け手側に「読もう」「見よう」「理解しよう」という気運を引き出せる工